塚原から風呂は、いわゆる“普通のサウナ”を想像して行くといい意味で裏切られます。
薪で熱した石室の蓄熱、着衣で入る独特のスタイル、水風呂なしの自然な休憩。全部が現代サウナとは違うのに、終わったあとにはちゃんと身体がゆるみ、頭が静かになる。
この記事では、塚原から風呂の魅力、入り方、あつい方・ぬるい方の違い、料金、アクセス、持ち物までまとめて紹介します。
塚原から風呂とは?
塚原から風呂は、香川県さぬき市にある古代サウナです。
約1300年の歴史を持つとされ、全国的にも珍しい“から風呂”文化を今も体験できる場所として知られています。
現代サウナと違うのは、以下の点です。
- 薪を焚いた後の蓄熱を使う
- 着衣入浴が基本
- 水風呂がない
- あつい方・ぬるい方の二系統がある
- 休憩時間まで含めて独自の整いがある
サウナ好きはもちろん、日本の入浴文化や歴史に興味がある人にも強く刺さる施設です。
到着〜受付・更衣・導線
到着すると、まず施設の素朴さに和みます。
派手さはなく、どこか親戚の家に来たような温かい雰囲気。ここがすごくいい。施設の由緒がわかる案内もあり、入る前から「今日は普通のサウナじゃないぞ」という気持ちになります。
外観には、から風呂の由緒にかかれた看板もあり、これまでの歴史を知ることができます。

実はこの施設、2024年サウナシュランを受賞している施設さんなんですよね!(四国だとグリンピアさんも!)より期待度が高まります!

受付では、から風呂の入り方を教えてもらえます。
基本はトレーナーやスウェットなど汗を吸う衣類を着て入るスタイル。頭巾・ぞうり・座布団の貸出案内もありますが、着替え類は持参前提で考えておくと安心です。
更衣スペースも含めて、観光施設というより“地域の大切な場”という空気が強いです。ここはその文化ごと味わいたい場所です。
着替えて準備を整えたら、いよいよ「から風呂」エリアへ!
サウナ体験:歴史への扉を開ける
更衣室を出て、から風呂に関する展示物を横目に見ながら進むと、「から風呂」と書かれた重厚なドアが。このドアの向こうに、1300年の歴史が詰まっているのか…!
ドキドキしながら扉を開けると、目に飛び込んできたのは、照明でライトアップされた広大な空間!まるで倉庫のようでもあり、でも神聖な雰囲気も漂っている。

その広いスペースの中央には、大きな岩組みの上に土壁のドームが乗った、なんとも不思議な形をした構造物が二つ。それぞれに「あつい方」「ぬるい方」と書かれた鉄扉が付いています。これか!これが古代日本のサウナ、から風呂なのか!
ちなみにから風呂の体験は、現代サウナとまったく違います。
石室の中は暗く、ムシロが敷かれ、蓄えられた熱がじんわり身体へ入ってくる。ロウリュの蒸気ではなく、壁や床から伝わる熱そのものを浴びる感覚が近いです。
あつい方:これはハンパない!衝撃と順応の世界
あつい方は衝撃があります。
時間帯によってはかなり高温になり、入った瞬間に「これは本気だ」とわかる熱気。最初は戸惑いますが、慣れてくると蓄熱の心地よさが見えてきます。湿度が低いので、息苦しさより“熱そのもの”との向き合いになります。扉を開けた瞬間の熱気は想像以上!
足を踏み入れた瞬間、肌がピリッと感じるほどの熱さです。受付のおばちゃんが言っていたけど、朝から薪を炊いているからオープン時は160℃以上にもなるらしい…!段々と温度は下がっていくとはいえ、その熱さは尋常じゃない。ムシロの上に座布団を敷いて座るんですが、お尻を通してじわじわと熱が伝わってくる!壁に寄りかかろうと座布団を置いても、背中からも熱が!
正直、最初の10分は「これはどうなるんだ…?」という戸惑いと熱さとの戦いでした(笑)でも、これが不思議。しばらくすると身体がその熱に慣れてくるんです。壁から伝わる蓄熱が、足先から全身の芯までじんわりと、でも確実に温めてくれる感覚。湿度のないカラッとした熱なので、息苦しさはなく、ただただ身体の内側から温まるのが分かります。汗が滝のように流れ出して、全身ビッショリ!この感じ、クセになりそう…!
ぬるい方:じっくりと時を忘れる心地よさ
ぬるい方は、じっくり温まりたい人にぴったり。
あつい方のあとに入ると、気持ちがほどけていく感じがよくわかります。時間を忘れてぼんやりできるのが魅力です。

こちらは前日の夕方から薪を炊いているため、温度は80℃以下。あつい方を経験した後だと、天国のように感じます(笑)。
ここでは毛布を被らず、ゆったりと入るのがオススメ。じっくりと身体を温めながら、穴倉の中でただ無になる時間…。時間が経つのを忘れるほど、心地よくてリラックスできました。古代の人々もこうやって心と身体を整えていたのかな、なんて壮大なことに思いを馳せたりして。
個人的には、「あつい方」でバチッと汗をかき、「ぬるい方」でじっくり芯から温まり、そしてもう一度「あつい方」で締める、という入り方が熱さと本来の心地よさ、両方を満喫できて最高でした!
刺さるポイントは以下です。
- ロウリュではなく蓄熱で温まる独自性
- あつい方は強烈、ぬるい方は包み込むような心地よさ
- 暗く静かな石室で没入できる
- ただ熱いだけでなく文化体験として濃い
水風呂体験:水風呂なし?
塚原から風呂には水風呂がありません。
でも、ここではそれが欠点になりません。むしろ、から風呂の体験は自然に熱を抜いていく休憩まで含めて完成していると感じました。
現代サウナのようにキュッと締めるのではなく、身体がゆっくりほどけていく。
この違いを楽しめるかどうかで、塚原から風呂の印象は大きく変わると思います。
外気浴・休憩:極上の休憩タイム
休憩は、から風呂の真価が出る時間です。
これがね、また、最高なんですわ。窓から入ってくる外気と、心地よく回る扇風機の風。ムシロの上にごろんと寝転がって、ただただ身体がクールダウンしていくのを感じる…。水風呂で冷やすのとは違う、自然なクールダウンがとんでもなく気持ち良いんです。
まるで、岐阜の田辺温熱保養所のような、あの極上の休憩タイム!時を忘れて、本当に心からリラックスできました。仕事の疲れ?そんなもの、どこかへ吹っ飛んでしまいましたね
この休み方が本当に気持ちいい。
派手な“ととのったー!”ではなく、深く沈んでいくようなリラックスがあります。現代のサウナ施設ではなかなか味わえない質の休憩です。
料金・予約・アクセスまとめ
確認できた公式系情報では以下の通りです。
- 料金:700円
- 営業時間:12:00〜21:00
- 営業日:木・金・土・日
- 休業日:月・火・水、盆・年末年始
- アクセス:琴電長尾駅から車で約5分
- 駐車場:数台あり
- 予約:不要
- 持ち物:トレーナーやスウェット等、汗取り用衣類とタオル、必要なら着替え
- カップル利用可否:男女とも利用可能想定
初訪問で大切なのは、普通のサウナ施設と同じ装備・感覚で行かないこと。
着衣前提・文化体験前提で行くと満足度がかなり上がります。
こんな人におすすめ
- いつものサウナとは違う体験をしたい人
- 歴史ある古代サウナに興味がある人
- 水風呂なしでも深く休める人
- 香川で唯一無二の施設を探している人
- 旅の思い出として強い一軒を求める人
まとめ:歴史と風土に癒されるひととき
塚原から風呂は、ただ珍しいだけの施設じゃありません。
ちゃんと熱くて、ちゃんと休まって、ちゃんと印象に残る。現代サウナとは違うロジックで身体を整えてくれるからこそ、体験としてすごく豊かです。
休憩後は、男女専用のシャワー室でしっかりと汗を流してサッパリ!

帰り際、施設の外に目をやると、のどかな田舎の風景が広がっていました。心地よい風が頬を撫でて、あまりに気持ちが良すぎて、このままここに長居してしまいたくなるほど。
常連さんらしき方々が、健康増進のための湯治として喜んで来られている姿も見かけました。地元の方々に大切にされ、守られてきたからこそ、1300年もこの「から風呂」が残っているんだな、と実感。
この素晴らしい日本古代のサウナを、ぜひ未来にも残していってほしい。心からそう願いました。ぜひ、あなたも塚原から風呂で、1300年の時を超える「ととのい」を体験してみてください!
FAQ
塚原から風呂に水風呂はありますか?
ありません。休憩スペースで自然にクールダウンするスタイルです。
塚原から風呂の料金はいくらですか?
確認できた公式情報では700円です。
塚原から風呂は予約が必要ですか?
訪問当時は予約不要でした。最新運用は公式サイト・現地確認がおすすめです。
塚原から風呂はどんな服装で入りますか?
トレーナーやスウェットなど、汗を吸う着衣入浴が基本です。
塚原から風呂はどんな人に向いていますか?
古代サウナや歴史文化に興味がある人、普通のサウナでは物足りない人に向いています。
施設情報
- 施設名:塚原から風呂
- 住所:香川県さぬき市昭和1050-4
- アクセス:琴電長尾駅から車で約5分
- 営業時間:12:00〜21:00
- 休業日:月・火・水、盆・年末年始
- 料金:700円
- 予約:不要
- その他注意事項:汗取り用衣類・タオル持参推奨、頭巾・ぞうり・座布団は有料貸出あり
- 公式サイト:https://karaburo0.webnode.jp/

