フィンランドサ旅、黙浴ルールのある至高のサウナへ
フィンランドサ旅、ヘルシンキ編!
ついにやってきました、「Kulttuurisauna(クルトゥーリサウナ)」さん!
もうね、事前予約が必要なので、1週間前から16時〜90分枠をしっかり確保。フィンランドでは珍しく黙浴ルールがある施設ということで、静かに入りたい僕にとっては最高すぎる!😆
ヘルシンキ中央駅の隣駅、ハカニエミ駅。ここからKulttuurisaunaまで徒歩約15分。夕暮れ時の街並みが美しい。ヘルシンキ中心部から北東に位置し、バスで国道を移動してから徒歩で到着。バルト海沿いに何もない場所に、白い平屋建ての建物がポツンと佇んでおり、縦看板に赤いネオンサインで「SAUNA」と書かれているのが遠くからでもはっきり分かる!空間も含めてワクワクが止まらない!✨
受付で丁寧にお出迎え|黙浴ルールに期待MAX
受付に入ると、めちゃくちゃおしゃれで洗礼された施設が見えて、テンションが上がる。
施設への入口。男女別れて薄暗い更衣室へ進む。MAIAコーヒーの看板が目印になる。受付で丁寧に施設の説明をしてくれます。施設の構図から、ルールなどをめちゃくちゃ丁寧に教えてくれるので、フィンランドではなんか新鮮かも。
そして何より、黙浴ルールがあること!これがこの施設最大の魅力だと後々に気づくことになる。
施設内部のエントランス。コンクリートと木材が程良く融和した温かみのあるデザインが特徴的。奥にはバルト海が見える。ちなみにサウナ内は写真撮影禁止。フィンランドのサウナって基本撮影OKなところが多いんだけど、ここは静寂とプライバシーを大切にしてるんですね。
男女別れて薄暗い更衣室を抜けると、壁面に無機質な2基のシャワーブースで身を清める。また入口沿いの導線に水が貯められたところがあり、桶で汗を流すのにも使える。
もうこの時点で、コンクリートと木材が程良く融和した温かみのあるデザインに感動!一見、無機質にも見て取れるコンクリート打ちっぱなしの造りだけど、それを支える大きな柱だったり、下足入れやロッカーだったりは木造りで柔らかさがある。フィンランドのおしゃれ施設は何ヵ所か訪問したけど、またそことは違うテイストであり、それもまた良い!🤤
穴から注ぐロウリュでじっくり蒸される|窓からバルト海を眺める至福
シャワーブース先にサウナ室の扉を開くと、大きな箱に覆われた特殊なストーブが待ち構えている。
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サウナ室は5段くらい階段があり、6段目に木の座るところがある。手前が熱く、窓側がマイルドとのことだったが、ロウリュするととても熱くなる。
ストーブも特殊で、穴みたいなところにゆっくり注ぐことで、ゆっくりと水蒸気を出すことができ、しっかりと体感温度が上がる。教わった通りゆっくりと行うと、入口扉に近い手前側の方が熱くなるので、どこに座るかはお好みに合わせて。
薄暗い中に採光差し込む大きな窓から、港とバルト海が眺められて落ち着いた雰囲気が良い。
他の施設に比べて温度は低めのため、窓からの景色を眺めながらじっくり入れる。だからこそ黙浴ルールが向いているのだと気づく。静寂な環境で風が吹き抜ける音が心地良く、穏やかな気持ちで心が安らぐ。
ちなみに床はとても熱いので、サンダル推奨。
セルフロウリュも可能で、上部僅かに空いた穴からゆっくり水を注ぎこむ。上がった蒸気は入口側が1番熱く座る席によって体感変わるが、柔らかい熱に包まれてたまらない!🔥
このサウナ室の熱はペレット(木屑)を燃やして作っている。ストーブは男女共有のタイプ。この一つの熱源は温水シャワーや床暖房にまで循環させているそう。環境にも優しいサウナであると感心した。
バルト海へダイブ!体感15℃のマイルドな水風呂
十分に身体に熱を帯びたら、シャワーで汗を流した後、水着を着用して更衣室を出て中央に大きな白樺が生える美しい中庭エリアへ。
ここからバルト海に入ってクールダウンできるのだ!
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飛び込み禁止で階段を下って入る。体感8℃とキンキンなのだが、気持ち良く入れる。
夜で少し怖かったけど、バルト海はマイルドな水風呂で、8℃らしいが痛くない!ただ風が冷たいので出た後はすぐに体を拭く必要がある。❄️
地元の方は遠くまで楽しそうに泳いでおり、寒中水泳文化あるフィンランド人ならではだなぁと眺める。
手すりをつたって、教わった通りゆっくりと入水。波があって風が強い環境だけど、この爽快感はたまらない!🌊
中庭の白樺を眺めながら外気浴
海から上がったら、そのまま中庭のベンチに座って外気浴。
静寂な環境で風が吹き抜けて白樺がなびく音が心地良く、穏やかな気持ちで心が安らぎながら、ととのった〜!🤤
もうね、なんて贅沢な時間なんだろう…!黙浴ルールのおかげで、自分の心と向き合える時間。フィンランドの大自然に感謝!✨
17時くらいから混んでき始め、これがフィンランドのアフター4なのか!と驚く。こりゃあ仕事終わりに通っちゃうよね〜
サウナ室内でトルコ人とフィンランド人の青年と”日本”に纏わる会話をしたり、素敵な出会いがたくさんあった。
老若男女が世代の垣根を超えて、サウナという共通の趣味で繋がる。サウナ文化を広めたいという創業者の思いは確実に浸透していると、今日一日の経験を通して実感した。
まとめ:フィンランドと日本の融合|静寂の中でととのう至高のサウナ
Kulttuurisaunaでの体験は、本当に素晴らしいものでした!
Kulttuuriはフィンランド語で“文化”を意味する。まさにこの施設は、フィンランドと日本の融合が生んだ、唯一無二のサウナ文化の象徴ですね。
Kulttuurisaunaの外観。バルト海沿いに佇む白い平屋建てで、赤いネオンサイン「SAUNA」が遠くからでも目印になる。- 黙浴ルールが最高! フィンランドでは珍しく静かに入れる環境で、心と向き合える時間が贅沢
- コンクリートと木の融和が美しい! 無機質さと温かみが共存するデザインがとてもチルい
- バルト海ダイブが気持ち良い! 体感15℃のマイルドな水風呂で、波の音を聞きながらクールダウン
- ゆっくり注ぐロウリュが気持ち良い! 特殊なストーブで、じっくりと体感温度が上がる
- 素敵な出会いがたくさん! 日本とフィンランドのハーフの少年や、地元の人たちとの交流が心に残る
確かに事前予約が必要で、少し手間はかかるけど、それを補って余りある価値があります。断言します!
1926年創業という歴史ある施設で、地元フィンランド人の皆さんと一緒に、幸せそうにサウナを楽しむ時間。この素敵な施設で、僕も幸せになれました!✨
フィンランドと日本の融合が生んだ、静寂の中でととのえる至高のサウナ。全国500ヵ所以上のサウナを巡った僕が自信を持っておすすめする、ヘルシンキの至宝です!めちゃくちゃおすすめ!💯
貴重な経験をありがとうございました。素敵な思い出となりました。
Kulttuurisauna 施設情報
- 住所: Hakaniemenranta 17, 00530 Helsinki, Finland
- アクセス: ヘルシンキ中央駅の隣駅であるハカニエミ駅から徒歩約15分
- 料金: 大人17€、学生・年金受給者・失業者13€ ※2025年12月時点
- 予約: 夕方(16時〜20時)は必須、朝(金・土・日 8:00〜11:30)は予約不要
- その他: 水着、タオル、サウナマットを持参。金曜夜は静かなサウナシフト。現金不可。公式HPをご確認ください
ヘルシンキに来たら、必ず訪れるべき至高のサウナ。黙浴ルールのおかげで、心から安らげる時間を過ごせますよ!

